EXPERTISE
JRE設計は、調査分析や事業計画策定から、
企画設計、基本・実施設計、工事発注支援、工事監理に至るまで一貫したスキームを構築し、
クライアントのご要望に沿った最適な組み合わせをコーディネートします。
コンサルティング
- 調査/企画/計画提案
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プロジェクトの端緒となる事業計画段階では、敷地条件や周辺環境、社会的ニーズの動向などのデータ分析とあわせ、学識経験者や各業界の専門家を交えた検討委員会やワークショップの開催なども行います。また、プロジェクトの全期間を通して、都市計画、駅・商業施設・ホテルなどの新築と改修、継続的な内装監理などで蓄積してきた豊富な知見によって、その場所その時代に最適なソリューションをご提案します。
プロジェクトマネジメント
- コンストラクション・マネジメント(CM)/コストマネジメント/発注支援
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環境や時代の変化に伴う工事調達手段や発注方式の複雑化、関係者の拡大による意見の多様化などにより、プロジェクトを円滑に推進するためにはクライアントを専門的な知見で支える存在が重要となっています。 私たちは、JR東日本グループの設計事務所として、発注者であるJR東日本やグループ会社に近い視点を持ち、鉄道近接という複雑でハード面での制約が多い駅や駅ビルの設計・監理に携るなかで、さまざまな条件の整理や多数の関係者を調整する力を養ってきました。
徹底したビジュアル化による分かりやすい資料の提示、クライアント目線での設計者・施工者選定、コストマネジメントなどを通して、すべての関係者の利益や満足度を高める全体最適解を目指したマネジメントを行います。
都市計画
- 都市計画/再開発
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私たちは、駅を中心とした開発や都市施設整備で培った技術力を基盤として、魅力的で持続性のある都市空間を、総合的なコーディネートによってワンストップで実現します。
駅は街の中核であり、その街のあり方を語るうえで欠かせないものです。それは交通結節点という一義的な意味にとどまらず、将来にわたって街を活力あるものにし、地域の誇りとなるべき役割をも有していると考えるからです。
災害への対応、ゼロカーボン化、グローバル化など、都市に求められる機能は日々アップデートしています。そして、そこに暮らし、働く人たちのライフスタイルも時代とともに変化します。2020年に開業した高輪ゲートウェイ駅周辺では、国際化社会にふさわしい多様な価値観に対応することを目指し、国や自治体との協議や都市計画手続きを行い、都市インフラを整備し、個々の建築や空間を有機的につなぐことにより、駅と一体となった、JRE設計ならではのまちづくりを進めています。
設計
- 建築設計/商業設計/構造設計/設備設計/環境設計/コスト設計/耐震改修/リノベーション
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JRE設計はこれまで約300もの駅舎の新築・改築、100を超える大規模な模様替えに携ってきました。一日に何十万人もの人々が利用し、休むことのない駅。駅に近接した駅ビル・エキナカなどの商業施設。建築物として他に類を見ない過酷な条件にあって、時代に合わせた進化を実現するためには、利用者や施工者の安全が最優先であることはもちろん、機能を止めない施工計画など、経済性や合理性に基づいた設計が求められます。
また駅は、一般的な建築物とは異なる法的な規制があるほか、列車を動かすための高圧電流や通信設備との兼ね合いや、プラットホームとつながった半屋外空間であることなど、構造や電気、空調設備における難易度が高いことも特徴と言えます。公共的な役割を有するため、自由通路や駅前広場など都市施設との調整も重要です。
地球環境への配慮が社会的要求となっている現在、既存建築のリノベーションや再生可能エネルギーの活用、耐震補強、バリアフリー化など、サステイナブルで誰もが安全・快適にご利用できる建築と空間が求められています。
このような社会的要求を実現する取組みのひとつとして、JR東日本グループでは「ゼロカーボン・チャレンジ2050」を掲げ、2050年度のCO2排出量「実質ゼロ」実現を目指しています。当社においても、2025年度に受注する、設計及びコンサルティング業務において、ZEBが占める割合を50%以上とすることを目指しています。
さまざまな課題を乗り越えてきた経験を土台として、私たちは駅はもとより、多様な施設の社会的価値を高めるため、日々設計に取り組んでいます。
グラフィックデザイン・プロダクトデザイン
- サインデザイン/グラフィックデザイン/車両デザイン
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駅の機能は複合化し、訪れる目的も多様化しています。利用される方も老若男女、身体の不自由な方、海外からの旅行者などさまざまです。あらゆる利用者が直感的に目的地へ到達できる建築設計を補完するのが案内サインです。JRE設計は社内にサインデザイン部門を持ち、設計と一体となって、場所と目的にふさわしい案内サインを計画しています。
また、路線の特色を活かした駅名表示板や駅舎のグラフィックデザイン、車両等のプロダクトデザインなど、機能性のさらに上を行く、利用される方々に親しまれるデザインワークも私たちの重要な仕事です。
監理
- 工事監理/内装監理
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監理とは、工事段階においてクライアントや運営者、施工者とコミュニケーションをとりながら、設計図通り工事がされているかの照合を行い、求められる品質が保たれていることを検査などによって確認する業務です。
近年は、駅を含めた大規模な複合開発など、工期が長いプロジェクトも多く、工事が進むにつれて顕在化するお客さまのニーズにきめ細かく応えていくために、監理はより重要になっています。
建物の新築はもとより、駅の改良など既存建物の改修にあたっては、現地の状況を踏まえながら、長年培った鉄道建築の品質管理の経験と技術に裏付けられた適切な判断を行い、お客さまのご要望を具現化します。
BIM・3D・シミュレーション
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BIM(Building Information Modeling)や3Dは、今や設計における重要なツールとなっています。また、計画や設計の各段階においてBIMモデルからVRやAR、3D模型を作成し、クライアントに建築のイメージを容易に掴んでいだくことにより、ご要望にあった設計をスピーディーにご提供できます。JRE設計はBIMなどのデジタルデザインに特化した部署を持ち、3Dライブラリー(BIM用の素材)の作成など設計者をサポートする体制を構築しています。
既存建物の改修設計においては、現況の3D測量データをBIMモデルに取り込むことにより、素早く正確な設計を実現しています。
また、室内の風の流れや温度分布などの室内環境をシミュレーションし、設計上の工夫の効果を可視化して検証することにより、合理的かつ経済的に快適な環境を創り出しています。