北陸新幹線 小松駅

  • 所在地:石川県小松市
  • 用途:駅舎
  • 建築主: 鉄道建設・運輸施設整備支援機構北陸新幹線建設局
  • 施工:奥村組・トーケン・中東 北陸新幹線小松駅新築特定建設工事
    共同企業体
  • 敷地面積:9,639.54m²
  • 建築面積:1,356.81m²
  • 延べ面積:1,342.61m²
  • 階数:地上1階
  • 構造:S造
  • 開業:2024年3月

待望の新幹線駅舎が完成

金沢駅から敦賀駅まで延伸し、2024年3月16日に新駅6つが開業した北陸新幹線。その1つ、 小松駅が位置する小松市は石川県内で人口3番目(約10万人)の都市である。
駅舎は、2002年に高架化された在来線駅舎と南北に並行して計画されており、観光交流センター「Komatsu 九(ナイン)」が一足早く隣接施設として、前年の9月にグランドオープン。すでに、さまざまな出会いが生まれる「きっかけ」の場として、市民や観光客に親しまれ、新幹線駅舎の完成を待つムードをもり立てていた。

軒をせり出させることで、駅の顔をダイナミックに表現
外装で表現した多面性の効果を、木製ルーバーで内に引き込む
コンコースの開口部
勾配のある木製ルーバー天井が特徴的なコンコース
待合室の柱には小松市にて九谷焼の器を展示
旅客上家の小屋組みは、線路直交方向の構造をすっきりさせた
柱面には滝ヶ原石を使用
日華石を用いた日除け
案内サインは、JR西日本のマニュアルを遵守しながらデザインを提案
配置図