石の百年館

  • 所在地:茨城県笠間市
  • 階数:地上1階
  • 延床面積:143m²
  • 構造:RC+S造
  • 竣工年:2014年

笠間市稲田地区を中心に産出する花崗岩「稲田石」は、その白さと堅牢さから数々の建築物に使用されている。一世紀にわたる稲田石の歴史を記念し地元の石材業者が設立した資料館が閉館となり、その外壁や所蔵資料の寄附を受けた笠間市がJR稲田駅隣接地に新たなミュージアムとして建設した。旧館の重量感ある外壁をリユース・リミックスしてつくりだした石のハコを巡る楽しさとともに、建築そのものが町なかの展示品となることを意図して設計した。市民や駅ご利用者も気軽に立ち寄ることができる「開かれた場所」として愛されることを期待している。