双葉駅

  • 建築主:東日本旅客鉄道、福島県双葉町
  • 所在地:福島県双葉郡双葉町
  • 階数:地上2階
  • 延べ面積:774.57m²(※改札内を除く)
  • 構造:S造
  • 竣工年: 2020年

2011年の東日本大震災、福島第一原子力発電所事故の影響により帰宅困難区域となった双葉町。その中心地にある駅を、橋上化することで生まれ変わらせ、まちの復興・再生の後押しとなることを期待し計画された。旧駅舎はまちの記憶を伝えるシンボルとして残し、新駅舎は、線路上空部分を「おもてなしの間」、地平部分を「おでむかえ・おみおくりの間」として旧駅舎に寄り添う。まち(のこれから)を一望できる自由通路の大きなサッシ、建物内外の視線が抜ける外壁のルーバーが、シームレスに駅とまちをつなぐ。駅から・まちから活気やコミュニティがつながっていくことをデザインの軸とし、まちの再生を見守る駅を目指した。