上野駅公園口駅舎

  • 建築主:東日本旅客鉄道
  • 所在地:東京都台東区
  • 階数:地上3階
  • 延べ面積:2,298.94m²
  • 構造:S造
  • 竣工年:2020年

JR上野駅の西側には日本屈指の文化施設が集まる上野恩賜公園が広がっている。駅と公園の結節点となる上野駅公園⼝エリアについて東京都・台東区・JR東日本の3者により整備計画が策定され、これをベースとした新たな公園口駅舎が完成した。
新公園口駅舎は、駅コンコース通路と公園内の軸線をつなぐ直線上に位置するよう旧公園口の約100m北側に建設。公園の自然や文化施設との景観上の共⽣を目指し、ファサードに⼤型ルーバーを採用した。風に揺らぐ木々を表現したルーバーは、表面の凹凸がもたらす陰影が豊かな表情を作るとともに、木漏れ日のような優しい光を内部空間に与えている。

改正意匠法により建築物等の意匠が新たに保護対象となり、当駅舎は国内で初めて鉄道建築物として意匠登録された(意匠登録第1671774号「駅舎」(東日本旅客鉄道株式会社))。