四ツ倉駅

駅周辺のまちづくりが進められているいわき市四倉。市で計画している人道橋整備事業に旧駅舎が支障していたため、東口に新しい駅舎と上家を、新たにできる西口交通広場に西口駅舎を整備した。塩害地域であることと、築85年の旧木造駅舎が地域住民の方々に愛されていたことから上家も含め木造駅舎に挑戦。ウミガメの産卵地の北限とされ、浦島太郎が誕生した地であるという伝説が残るまちの魅力を引き出すデザインを考えた。外部は竜宮城へといざなうようなアーチの入り口と漆喰の白い外構で現代的な竜宮造りを表現し、内部は穏やかな海のおおらかさと安らぎをイメージしている。