nonowa 国立 SOUTH

  • 所在地:東京都国立市
  • 用途:商業施設
  • 建築主:JR中央線コミュニティデザイン
  • 施工:大林組
  • 敷地面積:約840m²(増築部分)
  • 建築面積:約627m²(増築部分)
  • 延べ面積:約2,420m²(増築部分)
  • 階数:地上4階
  • 構造:木造(一部S造)
  • 開業:2024年3月

旧国立駅舎との調和を高める木造建設

JR中央線国立駅前のランドマークは、大正時代の建築当時と同じ姿で再建された旧国立駅舎。よって、南口にビルを建設する本プロジェクトでもっとも重要な課題は、国立市民が愛する旧国立駅舎および駅前の景観に調和し、駅前空間の魅力をさらに向上させることだった。
そこで、旧国立駅舎のイメージを踏まえて、木造での建設を計画。構造体や仕上げに木材を積極的に使用することで、CO2固定化や、多摩産材をはじめとする地域の木材の活用など、脱炭素社会の実現にも資する、文教都市国立の玄関口にふさわしい施設の実現を目指した。

黒いサッシのガラス越しに木の架構がよく見える外観デザイン
内部は再生繊維素材のバナーサインやリサイクル原料を活用したタイルを床に使用するなど、環境に配慮した素材を多用
大学通りからの駅前の夜景
構造ダイアグラム