Kota
Aoki

これからの建築を考え、
あらたな公共性を創出する。

  • ♯新卒採用
  • ♯意匠設計
青木 公太
建築設計本部 まちづくり推進部門
芸術工学研究科 建築都市領域 2014年入社

大学院では建築設計と都市計画を専門とする研究室に所属。国内外の公共建築に関わるプロポーザルコンペに日常的に参加するなど、「公共建築の図式的なあり方」をテーマに建築を考え続ける。就職活動では、公共建築について提案・設計できる機会をより有している設計事務所を探していたところJRE設計を知る。公共建築の最たる例ともいえる「駅」というビルディングタイプにおけるノウハウや、多用途の大規模開発を手広く展開しているテリトリーから、他社にはない豊富な経験が得られると確信し、入社。

現在の仕事についてあらたな価値を考える
刺激に満ちた日々。

オフィス、ホテル、住宅、商業施設、都市公園、そして駅からなる延30万㎡級の大規模開発プロジェクトにおける意匠設計を担当しています。賑わいや街のスケールが雑多な界隈性をもっている特徴的な周辺街区へのオマージュとして、建物同士の境界がグラデーショナルに溶け合うことで複層的な賑わいをもたらす「あらたな街」の創出を目指しています。都心にあたらしく街をつくるという夢のあるプロジェクトはそう簡単に出会えるものではありません。建物利用者への配慮に留まらず、周辺地域で今後醸成される新たな歴史や文化、コミュニティまでを射程とした新しい価値の創造を目指す刺激体験に満ちた日々に、既成概念に捉われない豊かな発想が鍛えられます。また、この街は以前担当していた「高輪ゲートウェイ駅」と線路一本でつながる場所にあり、個々の経験が関係性を持ち合う稀有な経験に胸が高鳴っています。

仕事で心掛けていること多角的な視点から
物事を見つめる姿勢。

これまでは建築物単体の設計が多く、どちらかというと細部に目を向けることを重視していたのですが、大規模プロジェクトでは求められる視点が全く異なることに気付かされました。建築よりもむしろ周辺との関係に目を向ける広域な視点や、建築条件に通ずる都市計画手法等を建築設計者の立場からいかにコーディネートできるかというマネジメントスキルの重要性を痛感しています。ただやはり、建物の完成度を印象付けるディテールにも気を抜けません。さまざまなスケール間で視点を常に切り替えながら多角的に物事を見る姿勢を大切にしています。また、自分の考えを相手に伝えきるために、誤ったイメージが独り歩きしないようスケッチをたくさん描くようにするなど、言葉だけのコミュニケーションにならないよう心がけています。

今後の目標やチャレンジしたいこと実作を通じてこれからの
建築のあり方を模索したい。

「建築のあり方」はいま大きな転換期を迎えていると考えています。建築プログラムの革新的なコンプレックスや、IoTを始めとする新たなサービスとの連携、積極的な外部空間活用の機運向上など様々な好例が出現しています。このような新しい価値を、駅または駅周辺という公共性の高い場所において、いかに魅力的なかたちで社会へ提供できるかというテーマを掲げ、実作を通じてそれに挑戦していきたいと考えています。JRE設計は、組織設計事務所としては比較的若く、会社をよりよくしたいと思う気持ちや他の設計事務所への負けん気の強さが社員共通の意識としてあるように感じます。自らが会社のことを考えてアクションを起こすことができる機会に恵まれた社風は、個人的にとても意義深いものです。

Turning Point

鉄道建築の
真の美しさを再発見した
「高輪ゲートウェイ駅」
2020年に誕生した高輪ゲートウェイ駅を担当した3年間は、設計スキルのベースアップに通ずる非常に密度の濃い時間でした。当社が得意とする「鉄道建築」は独自の歴史やルールを持っています。デザインアーキテクトとの協働のなかでその当たり前を見直し、安全性と意匠性をより高次なものへと昇華させるプロセスを通じて、真に美しい鉄道建築を創り出す使命を再認識しました。

My Career

  • 2014年4月入社
  • 2014年5月商業設計本部 第六設計部 配属
  • 2016年4月建築設計本部 第二設計部へ異動
  • 2018年6月建築設計本部 まちづくり推進部門(組織改正)

My Project

高輪ゲートウェイ駅

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nonowa武蔵小金井

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