NAOKO
MURAKAMI

安全な鉄道運行に欠かせない
様々な施設の意匠を設計する。

  • ♯キャリア採用
  • ♯意匠設計
  • ♯出向経験
村上 奈緒子
建築設計本部 鉄道建築部門
工学部 建築学科 2013年入社

大学の卒業論文で教育施設における色彩計画について考察。前職の建築設計事務所では分譲マンションや高齢者福祉施設などの設計・監理を担当するが、私鉄駅のホーム上の小規模な店舗を手掛けた経験から、日常において不特定多数の人が利用する公共施設の設計に興味を抱く。転職を考えた際、公共性が高く規模の大きな物件を扱っていることや、安定した経営体制に魅力を感じてJRE設計に入社。

現在の仕事について鉄道員が使用する施設や
電車を動かす電気建物を担当。

運転士や車掌といった鉄道員が使用する事務所や、電気設備に係る建物の意匠設計を担当しています。駅舎など人目に触れる意匠設計と比べると華やかな仕事ではありませんが、これらの施設はすべて鉄道を動かすために重要なものばかりです。例えば、鉄道員が使用する事務所であれば業務内容を理解した上で動線を整備することや、休憩時は快適に過ごせる環境づくりも必要です。また、鉄道の運行には電気が欠かせないため、配電盤などの電気設備に係る建物については事前に電気の知識を調べるなど、常に細心の注意を払わなければなりませんが、鉄道を運行するために欠かせない大切な施設に関わることで、大勢の人々の役に立てることにやりがいを感じています。

仕事で心掛けていること出向経験によって磨かれた
相手の立場で考える姿勢。

鉄道関連施設という一般の方が普段立ち入らない場所を設計しますので、分からないことがとても多くあります。実際に使用する方々の要望を的確に形にするためにも、クライアントであるJR東日本の建築担当者と密なコミュニケーションを取ることが重要となります。私は、入社5年目にJR東日本の施設部建築課へ出向し、各施策における計画内容や予算を決めて各部署と調整する業務を担当しました。それぞれの設計を進める中でクライアントが日々どのような業務を行っているか、また、どのような施策に基づいて考えているかなどを直接経験できたことは大きな財産となっていますし、現在、鉄道運行に係る施設を設計する上であの時の出向経験がとても役立っています。

今後の目標やチャレンジしたいこと積み重ねた経験や知識を
自分自身の財産にしたい。

任されている仕事を一つひとつ丁寧に遂行し、知識と経験を積み重ねることによって自分の財産を増やしていきたいと考えています。鉄道運行施設の設計は、同じような建物であっても目的や建てる場所によって同じ条件にならないことが多く、その度に新しい知識を覚えていかなければなりません。一般建築と異なる部分も多いため今でも戸惑うことがありますが、何年経っても新しいことにぶつかる楽しさが多い仕事と言えます。また、前職の業務と比べると圧倒的に関係者が多いのも私自身の成長につながっています。たくさんの人との関わりの中で日々の業務を進めていける魅力的な環境がここにはあります。

Turning Point

知識の少なさを痛感した
初めての会議
入社してすぐに大きな会議に出席した時のことです。建築分野以外の担当者も多数出席し、専門用語が飛び交っている中で皆さんの会話の内容が全く分からなかったことを覚えています。社会人として何年も働いているにも関わらず、こんなにも分からないことがあるのかと衝撃を受けました。それからは、小さなことでもそのままにせず、一つずつ着実に理解するよう努めています。

My Career

  • 2013年8月入社 設計本部 第一設計部 配属
  • 2017年7月東日本旅客鉄道(JR東日本)へ出向
  • 2019年7月復帰 建築設計本部 鉄道建築部門へ異動

My Project

提供:JR東日本水戸支社

羽鳥駅

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