「鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討」について
当社では、構造計画研究所と共同して「鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討」を行っています。本研究では、鉄道運行に不可欠である電気関連設備を内包する施設の調査および基本・実施設計までの業務フローにおいて、発注者および受注者のBIMの活用メリット検討を目的としています。
BIMのアドオンソフトとして開発された鉄道電気設備施設の建物ボリュームモデル自動生成ツールにより、計画段階の諸元整理や関係者間の合意形成の軽減を図りました。さらに設計モデルへの自動変換システムを追加し、初期の設計モデル作業の大幅な削減や概算数量の自動算出等による設計業務の効率化を目指しました。
今後は、発注者である東日本旅客鉄道株式会社のさらに多くの部署において本システムを活用していただくことで、全国に数多く存在する電気設備建物の企画設計業務の効率化を達成することを目標とします。

■「鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討」(BIMを活用した建築生産・維持管理プロセス円滑化モデル事業 令和4年度国土交通省)
令和4年度BIMモデル事業 検証結果報告書(国土交通省)に〈先導事業型〉として、当社の報告書が掲載されています。
建築:令和4年度BIMモデル事業 検証結果報告書-国土交通省(mlit.go.jp)
■論文 | 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その 2~
11031 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その 2~ | 情報システム技術 | 2023 (aij.or.jp)
■論文 | 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その 3~
11024 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その3~ | 情報システム技術 | 2024 (aij.or.jp)
■論文 | 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その 4~
11025 鉄道施設における設計フロントローディングを用いた効率化の検討~その4~ | 情報システム技術 | 2024 (aij.or.jp)