盛岡SL検修庫

  • 建築主:東日本旅客鉄道
  • 所在地:岩手県盛岡市
  • 階数:地上2階
  • 延床面積:649m²
  • 構造:S造
  • 竣工年:2013年

東北地方の観光面からの復興支援と地域活性化を目的として釜石線で運行する「SL銀河鉄道」を牽引する蒸気機関車C58を検修・収容するための施設。建設地は国鉄時代に煉瓦造の盛岡工場があった場所である。工場の頃の建物群をイメージした連続する切妻壁、煉瓦調のタイル張、シャッターや窓上部のアーチなどのデザイン要素が往時を思い起こさせる。SLは停車中も常にアイドリングを続けている必要があるため、24時間の監視体制や排煙設備など、通常の鉄道車両庫とは異なる機能を有している。2階には検修状況を見学できるスペースを設けている。