
幕張豊砂駅
- 建築主:東日本旅客鉄道
- 所在地:千葉県千葉市
- 階数:地上1階(駅本屋)
地上2階(設備棟) - 延べ面積:931.93m²(申請部分)
- 構造:S造
- 竣工年:2023年
JR京葉線の新駅。「ゆったりとした時間が流れる新しい駅」をコンセプトに、公園で過ごすような気持ちのよい駅を目指した。既存の軌道レベルは変更せず、上り線が高架上、下り線が地平という段違いのホームが駅の特徴となっている。高架下にコンコースを有する平屋建て駅舎でありながら、上りホームの防風壁機能も担う大屋根と部分的に設けた吹き抜けにより、開放感のある、おおらかな空間を創り出している。また、日中の照明エネルギーを削減するコンコース・ホームの膜屋根やシミュレーション(CFD解析)による熱だまり解消など、自然エネルギーを活かして自然に寄り添う、環境に配慮した設計を試みた。コンコースの内装には千葉県産材LVL材を使用。国際競技大会の宿泊施設で使用されたLVL材を駅構内のベンチに再利用するなどSDGsの取り組みにも寄与している。