Beyond Stations 新宿駅南口コンコース

  • 所在地:東京都新宿区
  • 用途:駅舎
  • 発注者:東日本旅客鉄道
  • 施工:東鉄工業
  • 敷地面積:25,246.93m²
  • 建築面積:7,775.26m²
  • 延べ面積:26,249.08m²
  • 改修面積:約3,400m²
  • 階数:地上7階、地下2階
  • 構造:S造
  • 開業:2024年7月

「引き算のサイン計画」で視認性を向上

世界最多の乗降客数を誇る新宿駅の南口コンコースは、案内サイン、店舗、広告などが無秩序にあふれており、その状態で新しい広告メディア(サイネージ)を設置しても、埋没して目立たず、駅サインの視認性もさらに低下する恐れがあった。
そこで提案したのが「引き算のサイン計画」だ。吊りサイン(誘導サイン)が見通しを阻み、かえって動線の分かりづらさを生んでいたため、必要最低限に抑えて主動線の見通しを確保した。加えて、路線色による大きな色彩面を設けてゲート化しホーム階段の視認性を向上させた。これにより、誘導サインに頼らずとも、利用者が目的地を直感的に把握できることを目指した。

柱巻きLEDメディア、大型のキューブ型 LEDメディア、横長に連続した天井面 LEDメディアによって、イマーシブなメディア空間が誕生
誘導がなくとも感覚的に動線を認識できる空間を形成した。吊りサインを減らし、天井や壁面はグレー色に統一
番線記名標・LED発車標が集約され、通路の見通しが向上。
ゲート化したことでホーム下り口が明確になり、必要な情報を把握しやすくなった
3Dスキャナで取得した既存の駅の点群データから、撤去するサインや設備などを削除し、そこに3Dモデルを配置したもの。
これを動画にすることで、さまざまな位置から、あるいは歩きながらの見え方を関係者に示すことができた