JR横浜タワー・JR横浜鶴屋町ビル

横浜市が策定した横浜駅周辺のまちづくり計画「エキサイトよこはま22」のリーディングプロジェクト。
JR横浜タワーは商業施設、多目的利用型映画館、オフィス等で構成され、そのエントランスとして4層吹き抜けの「アトリウム」を設けた。杉天然木による船底状の量塊を浮かべ、広場側を全面ガラスカーテンウォールとした象徴的な空間には、人の流れを喚起するように縦横斜めにエスカレーターを配置。JR横浜駅をはじめ周辺の駅や商業施設への動線のコアの役割も果たしている。線路上空に張り出した回遊デッキや商業施設屋上の「うみそらデッキ」は行き交う電車や横浜港を望む新たな視点場となった。
通路で連結するJR横浜鶴屋町ビルは、モニュメントのような円形車路につながる駐車場、宿泊特化型ホテル、商業施設、フィットネス施設などからなる。ホテルの窓を要素とした市松模様のファサードはモダンでありながら「和」を感じさせ、歴史と先進性を兼ね備えたヨコハマにふさわしいデザインとなっている。

◇デザインアドバイザー:飯田善彦
◇外装エンジニアリング・環境シミュレーション: ARUP
◇ランドスケープデザイン・アトリウムファニチャーデザイン:stgk
◇外装ライトアップ:松下進建築・照明設計室
◇ホテルFF&E・環境デザイン:メック・デザイン・インターナショナル
◇ニュウマン環境デザイン:Atelier Tsuyoshi Tane Architects
◇T・ジョイ環境デザイン:R&Kインターナショナル
◇スポーツ環境デザイン:アルキメデス

JR横浜タワー

  • 建築主:東日本旅客鉄道、ルミネ、横浜ステーシヨンビル、ティ・ジョイ、ジェイアール東日本ビルディング
  • 所在地:横浜市西区
  • 階数:地下3階 地上26 階
  • 延べ面積:98,491.53m²
  • 構造:S造一部SRC造
  • 竣工年:2020年
  • 撮影(9/11,10/11):奥村 浩司“Forward Stroke Inc.”

JR横浜鶴屋町ビル

  • 建築主:東日本旅客鉄道、横浜ステーシヨンビル、日本ホテル、JR東日本スポーツ
  • 所在地:横浜市神奈川区
  • 階数:地下1階 地上9階
  • 延べ面積:31,268.97m²
  • 構造:S造一部SRC造
  • 竣工年:2020年
 

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