上総一ノ宮駅

  • 建築主:東日本旅客鉄道
  • 所在地:千葉県長生郡一宮町
  • 階数:地上1階
  • 延べ面積:301.1m²
  • 構造:木造
  • 竣工年:2020年

サーフィンの国際大会も開催される釣ヶ崎海岸最寄り駅のリニューアル。
海沿いの開放的な空。そこに存在する棟の⽔平線と平⼊の意匠が、整然とした建築の佇まいを表現し、⾨前町として発展した町並みとの調和を図っている。
内部の格⼦天井は千葉県産の杉を原料とするLVLで構成され、格⼦の側⾯に浮かび上がる⾚みを帯びた板⽬模様は、九⼗九⾥浜に打ち寄せる波の綾を思わせる。
⼀宮町のシンボルである「波」からイメージした3次元曲⾯の天井と、その隙間から見える古い小屋組みから、駅舎の歴史と町のアイデンティティを感じられる空間を目指した。

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