
TAKANAWA GATEWAY CITY
- 建築主:東日本旅客鉄道
- 所在地:東京都港区
- 竣工年:2024年3月~2026年度中(予定)
JR東日本が品川車両基地跡地に手掛ける「TAKANAWA GATEWAY CITY」は、街全体を「100年先の心豊かなくらしのための実験場」と位置付けている。「エキマチ一体のまちづくり」をコンセプトに、国際交流拠点に相応しい人中心の空間づくりを目指し、建築と調和したランドスケープや緑豊かな広場空間により、「パブリック・レルム※」を創出し、都市の快適性と回遊性を高めている。また、国際ビジネス交流拠点の形成に向けて、MICE機能やビジネス支援室、文化創造施設、居住滞在機能としてのホテルや住宅、インターナショナルスクール等が整備され、多様な都市機能の融合によるイノベーション創出を図っている。さらに、街区全体においては、エネルギーマネジメントシステムの導入や再生可能エネルギーの活用を通じて、環境負荷低減と防災力強化を両立する次世代型都市モデルの構築に取り組んでいる。2025年3月に先行開業した「THE LINKPILLAR 1」は、2棟からなる複合施設で、オフィス、ホテル、商業施設、コンベンション、カンファレンス等に加え、駅広場や交通広場を備えるエキマチ一体を象徴的に表す中心街区である。2026年春には全街区のグランドオープンが予定され、多様な都市機能の連携によるまちの活性化が期待される。
※パブリックレルム(public realm)とは所有の関係にかかわらず、広く不特定多数の人々が利用し、認知する空間領域
◇設計:品川開発プロジェクト(第Ⅰ期)設計共同企業体
(JRE設計・JR東日本コンサルタンツ・日本設計・日建設計)
◇全体デザイン構想:ピカード・チルトン、隈研吾建築都市設計事務所
※パース画像は全てイメージです。今後、変更となる場合があります。